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マリン関係者は無洗米を食べよう!
皆に無洗米をすすめよう!
お知らせ
IMC代表の伊東政信氏が去る2013年3月7日に逝去されました。
ご連絡は、下記オーシャン&ビヨンド宛にお願いします。
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●無洗米とは
無洗米とは研がないで炊くお米のことで、TVのCMでもやっているから、 知っている人もいると思います。
「便利になるのはいいけど米を研ぐぐらい自分でやりなさい。不精も ほどほどに。」なんていう人もいると思いますが、研がないから確かに楽チンだけど、研ぐのが面倒だから無洗米を使うのではないのです。
無洗米はBG米と言います。BGとは、BG精米製法のことで、正式にはブラン・グラインド精米製法といいます。ブラン(BRAN)は日本語で「ヌカ」、グラインドは「削る」という意味、つまりヌカを削ったお米のこと。
●無洗米のメリットはたくさんありますが、なんといっても最大のメリットは海や川・湖の水質汚染防止に効果があるということです。私は海に関わる仕事をするものとして率先してこの海を汚さない無洗米のPRをしようとこのページを作りました。
●無洗米は米を研がないので米のとぎ汁が出ない。米のとぎ汁は、米の表面のヌカが水とまじったもの。
これが海や川・湖に流れるとヌカやデンプンの作用で水中の酸素が減少し生物が住めなくなったり、水の富栄養化を進めて、水中の藻やプランクトンなどの発生を促し、アオコや赤潮発生の原因となります。
海や川・湖の汚染がひどくなっていることは最近話題になりますが、その原因について環境庁は汚染原因の約70%は生活廃水で、その中で炊事廃水が最大であることを発表してます。しかし、その炊事廃水のなかで具体的に何がワーストワンか発表していません。
(以下はこの無洗米を開発した東洋精米機製作所のホームページのデータです。)
●BOD物質(注1)の廃棄実態(下水処理施設があれば、ほとんどが除去)
平均一人一日当たりの廃棄量(注2) |
魚が住める水(注3)にするために
風呂おけ何杯の水(注4)が必要か? |
米のとぎ汁 |
135.3gの米のとぎ汁 |
1.33杯分 |
使用済のてんぷら油 |
0.9cc |
0.59杯分 |
味噌汁 |
6.9cc |
0.16杯分 |
牛乳 |
1.6cc |
0.08杯分 |
(注1)BOD(生物化学的酸素消費量)は水の酸素を破壊しヘドロの原因となる。
(注2) 実際に442世帯にて調査した廃棄実数(但し、外食した分は除く)
(注3)魚が住める水とはBOD5mg/g、(注4)風呂おけは1杯300gとして計算
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●リンを含む有機物質の廃棄実態(現在の下水処理技術では回収不可能(注5)
平均一人一日当たりの廃棄量 |
魚が住める水(注6)にするために
風呂おけ何杯の水が必要か? |
米のとぎ汁 |
135.3gの米のとぎ汁 |
22杯分 |
使用済のてんぷら油 |
0.9cc |
0.05杯分 |
味噌汁 |
6.9cc |
0.37杯分 |
牛乳 |
1.6cc |
0.45杯分 |
(注5)現在普及しつつある下水の高度処理施設では90%以上が除去できる。
(注6)魚が住める水とは法的規制でリン0.01mg/g
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●ヘドロ原料の廃棄実態(下水処理があれば、ほとんどが汚泥として回収)
平均一人一日当たりの廃棄量 |
含まれるヘドロ原料の容積 |
米のとぎ汁 |
135.3gの米のとぎ汁 |
15cc |
使用済のてんぷら油 |
0.9cc |
0 |
味噌汁 |
6.9cc |
1cc |
牛乳 |
1.6cc |
0 |
●とまあ、米のとぎ汁が水質汚染原因のワーストワンなのです。下水処理が進歩すればかなりの部分が除去できるといっても100%完備されるのがいつになるのか、それを待つより先に自分が今出来ることをしなければと思います。
●上記データは一人分ですから、日本全国でこの1億倍、リンならば毎日300リットル×22×1億の水が必要になる、毎日ですよ。1年だと・・・・。これがどれくらいになるか計算しようとして電卓もったけど8桁しか表示されないので止めました。たぶん東京ドーム何杯分の水が必要なんてことであらわせれば良いのかな。誰かやって教えて下さい。
●その他の無洗米のメリット
- お米を研がないから、水道代(お米の約20倍の水)が節約になります。
- お米を研がないから、忙しい方には時間の短縮(1回のとぎ時間約15分)になります。
- お米を研がないから、栄養成分のビタミンB1・ナイアシン・デンプン等がそのままで、おいしい!!
- 既にお米を洗ってあるから、雑菌が少なく長期保存も安心。
米1gあたりの雑菌数、 無洗米は500〜3,000個,有洗米は3,000〜10,000個
- 食味低下の原因は米ヌカの酸化、ヌカがないからいつまでもおいしく、白いまま(黄ばみにくい)。
- 米ヌカがないからヌカの重さ分(米1Kgには40gのヌカを含む)、お得です。
- ご飯の炊きあがりを左右する米とぎ技術の問題が解消し、だれでも、いつでも美味しく炊ける。
- 加工の際に出たヌカは、上質な肥料として再利用できる。
●無洗米はこんなにいいことだらけで、ヨットの常備米としてももちろん最適ですが、海が好きで、海で生活の糧を得ているものとして、少しでもきれいな海を守るために、無洗米を食べて、出来ればもう一歩踏み出して、一般の人にもすすめるべきではないかと思います。
●このページは日本で最初に無洗米(BG米)を開発し、その開発で「ISO14001」(環境マネジメントシステムの国際標準規格)を取得した和歌山の東洋精米機製作所のサイトを参考にしています。
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